木曾御嶽周辺 三間山(1799.7m) 2015年4月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:32 除雪終点−−10:44 1630m鞍部−−11:32 1730m鞍部−−11:57 三間山−−12:18 1730m鞍部−−12:47 1630m鞍部−−13:00 除雪終点

場所岐阜県下呂市(旧小坂町)
年月日2015年4月11日 日帰り
天候曇&霧
山行種類残雪
交通手段マイカー
駐車場除雪終点に駐車スペースあり
登山道の有無無し
籔の有無無雪期はおそらく激笹藪。山頂付近は籔はないと思われる
危険個所の有無無し
山頂の展望なし
GPSトラックログ
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コメント御嶽パノラマグラウンドから往復。グランド入口まで除雪。ほぼ積雪が続いたが南斜面は既に雪が消えて笹が出てしまっていて、尾根上も笹が出た場所があり、北側を迂回することが多かった。もう1週間もするとかなり笹が出てしまうと思われる。山頂まで樹林が続き展望は無い。体調が悪くこの日は1山で終了




グラウンド入口 駐車余地
グラウンド。ガスって地形見えず 立派なトラックらしい
林道に下りる 1630m鞍部
たま〜に目印あり トラバース中。栂が中心
トラバース中。今度は落葉樹 古〜い目印
目的の谷に出た 無雪期は笹藪
1720m鞍部 1770m峰への登り。雪が減ってくる
尾根直上の雪は残りわずか 南斜面は完全に籔が出ていた
1770m峰手前で足跡登場。たぶん前日のもの 雪を求めて山頂北側を巻きつつ登る
三間山山頂 山頂標識
気温は約1℃ 山頂のみ籔が無いようだ
帰りも1775m峰をトラバース トラバース中に見た目印
林道に出た 駐車余地到着


 木曾御嶽周辺には1500mを越える山がいくつかあり、特に濁河温泉から旧小坂町市街へ抜ける県道沿いに東西に伸びる尾根上にまとまっている。三間山はその尾根から外れた南側に位置する山だ。登山道は無く無雪期に予想される植生は笹藪。旧少年自然の家からそれほど遠くないので無雪期に藪漕ぎして登れないことはないと思うが、藪が雪に埋もれた時期の方が楽に登れるのは確実なので残雪期に訪問することにした。

 最近は南会津の山が多かったが、土曜日は西に行くほど前線の影響が薄れて早く天候が回復すると考えられたので西を目指す。久しぶりの中央道に乗ったが途中で眠気に襲われて八ヶ岳PAで仮眠。どうせ天気の回復は午前中だろうし、濁河温泉へ抜ける県道は夜間通行止だから急いでもしょうがない。

 6時間の睡眠で明るくなって起床。まだ雨は降っているがだいぶ弱まってきた。伊那ICで降りて権兵衛トンネルを抜けて木曾谷へ。旧開田村から車が溢れたチャオスキー場から濁河温泉へ。既に道路のゲートは開いていた。路面にはシャーベット状の雪。この標高ではみぞれだったようだ。冬タイヤのままでよかった。

 濁河温泉への県道に出て旧少年自然の家方面へ。椹谷山や三浦山に登ったときに利用した林道は未除雪。除雪終点はグラウンド入口だった。ここに車を置いて出発。雨は止んだがどんより雲ってガスもかかって寒い。今日はどうも体調が優れず風邪気味だが、三間山は短時間で往復できるので大丈夫だろう。今回の装備はピッケル、6本爪アイゼン、ワカンだ。

 最初はグラウンドへ向かったが広く平坦でガスった中では尾根の続きが全く見えない。地形図を見ると1630m鞍部はグラウンド南側を通る林道を歩いた方が分かりやすいので南へ針路変更、すぐに雪に埋もれた林道に乗る。冷え込みはそれほどではないので足が沈むためワカン装着。

 左手に深い谷を見下ろしながら緩やかに下ると谷が無くなって鞍部到着。このまま林道を歩いて1775m峰を巻いてから登るのもありだが、林道は標高を落としてしまうのでここで林道を離れて斜面をトラバースすることに。ワカンの方がスノーシューより斜面トラバースは楽だ。歩きやすい緩斜面が終わって傾斜がある場所に入るとさすがに歩きにくくなるがスノーシューよりいい。でもつぼ足よりは歩きにくく、ここはつぼ足でも良かったかもしれない。シラビソ樹林から落葉樹林に切り替わったりする。かなり太い栂の木も見られたが、立ち枯れた大木も目に付いた。

 割と平坦な大きな谷が登場、ここが1775m峰西側の1720m鞍部へ続く谷だろう。今は一面の残雪に覆われて無雪期に水があるのか不明。木の根元に空いた穴からは笹が見えた。やはり無雪期は深い熊笹の藪らしい。残雪が付いている今の時期は格段に楽だ。

 割と緩い傾斜を登りきると1720m鞍部に到着。目印でもあるかと思ったが見当たらず。既に周囲はガスの中。でもこの先は尾根に乗るので視界が制限されても問題無いだろう。

 背の高いシラビソの尾根かと思いきやでそれほど背が高くない意外に密集したシラビソ樹林の中をジグザグに登っていく。最初は尾根地形が不明瞭だが徐々に尾根が収束するととたんに残雪が減って南斜面は全く雪が無く熊笹の藪。尾根直上も雪庇状の雪が残るだけの部分もあってずいぶんと様相が変わった。そんな中で雪庇残骸に昨日のものと思われる足跡を発見。私より右手から上がってきたので、もしかしたら私よりもずっと先まで林道を歩いてから斜面に取り付いたのかもしれない。

 1770m峰てっぺん付近では既に尾根上では残雪が途切れて藪に突っ込む場所も出てきて面倒になってきたので北側を巻くように進んだ。足跡の主も同じようなルートだった。

 小鞍部へ下って山頂への上り返しも尾根直上の雪は消えて藪が出ているので、雪が残る北側斜面を大きく巻いて登っていく。さほど傾斜はきつくないので山頂真北までトラバースを続行、そして真北から山頂に突き上げた。

 山頂部の東側は背の高さが比較的低く密集したシラビソ樹林で尾根上の雪は消えた個所が多いが笹は見られず、山頂周辺は藪はないようだ。山頂部のみ樹林が開けるが周囲は立ち木に囲まれているので視界は悪い。南北方向に落葉樹を通してかろうじて見晴らしがありそうだが、今はガスの中なので真っ白。古ぼけた山頂標識があり、先人のトレースも山頂まで続いていたから、ここは残雪期はそこそこ登られる山らしい。今日は天気が悪いので他には誰もいないが。

 帰りも1775m峰は北を巻いたが往路より少し高い場所を巻いた。どちらも傾斜、雪質、植生とも大差無しだった。最後に雪に埋もれた林道歩きで除雪終点に到着。今日は短時間のコースだったが体調が悪く、林道の緩やかな登りでさえきつかった。

 車に到着してしばらくシュラフに包まって横になり、少し体調が戻ってから明日の予定地へと移動した。

 

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